銀行印 作成

我が国で通用している印鑑にはさまざまな種類がありますが、たとえば市町村役場に登録する実印、銀行の預金口座の開設時に登録する銀行印のようなものは、とりわけ念入りに作成することになるのが普通です。

これは実印や銀行印が不動産登記申請書や契約書、銀行預金の払戻依頼書などといった重要な書類に押捺するために用いられるためで、本人を正しく特定して証拠とすることができるように、文字の字体を篆書体や隷書体などの特徴的な字体にしたり、文字の組み方を工夫したりといった配慮が見られます。

これに対して会社で稟議書に押す決裁印や回覧印、宅配便や書留郵便の配達があった際に押す認め印などとよばれるものは、基本的に改まった機会ではなく普段遣いの用途に用いられるものですので、より簡単かつ機能的に作られるのが原則となっています。

したがって100円ショップに並んでいるような工業製品として量産化された印鑑でも構わないはずですが、それでは不具合が生じることもないわけではありません。

たとえば難しい漢字や俗字が姓名のなかに含まれている場合や、使用の頻度が多くいちいち朱肉を付けて押印するのがわずらわしい場合などが該当します。

こうした場合に便利なのが、ハンコヤドットコムで取り扱っているインク浸透式のネーム印です。

インク浸透式の印鑑は、筒状になった本体にカートリッジが内蔵されていて、インクがそこから押印の際に文書に浸透するようになっていますので、朱肉を必要としない上に、印面はいつでもクリアな状態を保っており、押し方の力加減にむらがあるなどして不鮮明になってしまったりすることがありません。

また印面の文字や字体、レイアウトも注文の際に指定することができますので、既成品ではなかなか適切なものが見つからなかったという人であっても気軽に作成を依頼することが可能です。

ハンコヤドットコムは基本的に街なかに店舗を持っておらず、もっぱらインターネットで専用のサイト上から注文を受け付ける形式で販売をしていますが、パソコンで入力ができない難しい漢字の場合であっても、文字コードの番号を使用して指定をすることができるようになっています。

実はわざわざ特注をしなくても、ハンコヤドットコムで取り扱っている既成品のなかには旧字体、異体字などを使ったレアなものがかなり含まれていますので、価格的にも安価な既成品のなかから適当な製品が見つかる可能性も大きいといえます。